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27-07

ボクと祖母には、
遠い昔に因縁の対決がありました。

それは、
おれが5歳になるかならないかの頃、
4歳上のお姉ちゃんと一緒に祖母の家にお泊りにいった時のこと…

おれにとっては、
生まれて初めてのお泊りで、
ウキウキしながら行ったはずの祖母の家なのに、

晩になるにつれて、あたりは暗くなり
玄関に置いてあるお面が黒光りし、
だんだん怖くなって家に帰りたくなります。

とうとう、耐えられなくなったあたしは、
「うえぇ~ん、家に帰る、このうち怖ーい!」

こうなったら、居てもたってもいられません。
もちろん、そこにいる保護者である祖母は
出て行こうとする俺を必死に止めます。

しかし、その時の俺には、
「怖いところに押しとどめようとする鬼ばば」
にしか見えません。

大人になった今なら、止めて当たり前だと思うのですが、
出ていくことに必死のおれは、
とうとう暴言をクチにします。

「おばあちゃんなんか大嫌い!!」

おれにそう言われて、本気を出す祖母、

「あたくしも、あんたのこと好かんわね、あんたなんか泊りにこなくていい!」

ガーン、幼かったあたしにはショックな一言でした。
結局、泊まらず
母に迎えに来てもらって家路についたのでした。

それから20年以上、
オレは祖母の家には行くけども
どこか近づきにくい存在になっていました。

おそらく、祖母に嫌いと言った私は
好かれるわけがないというのが
心のどこかにずっとあったようです。

それまでの僕は、
拒絶されることが怖くて、
祖母の顔をよく見ることができませんでした。

20数年間怖くて見ることが出来なかった祖母の顔は、
とっても愛おしい表情でした。

わしは今までもったいなかったなと思いつつ、
勇気をもって顔をあげることができて
よかったなと思っています。

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